スーベニア

スピッツ( SPITZ ) スーベニア歌詞
1.春の歌

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

重い足でぬかるむ道を来た トゲのある藪をかき分けてきた
食べられそうな全てを食べた

長いトンネルをくぐり抜けた時 見慣れない色に包まれていった
実はまだ始まったとこだった

「どうでもいい」とか そんな言葉で汚れた
心 今放て

春の歌 愛と希望より前に響く
聞こえるか?遠い空に映る君にも

平気な顔でかなり無理してたこと 叫びたいのに懸命に微笑んだこと
朝の光にさらされていく

忘れかけた 本当は忘れたくない
君の名をなぞる

春の歌 愛も希望もつくりはじめる
遮るな 何処までも続くこの道を

歩いていくよ サルのままで孤り
幻じゃなく 歩いていく

春の歌 愛と希望より前に響く
聞こえるか?遠い空に映る君にも

春の歌 愛も希望もつくりはじめる
遮るな 何処までも続くこの道を


2.ありふれた人生

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

ありふれた人生を探していた 傷つきたくないから
君といる時間は短すぎて 来週までもつかな

ああ 心がしおれそう 会いたい
もう待てない これ以上待てない
そして今日もまた 眠れない

空回るがんばりで許されてた 現実は怖いな
逃げ込めるいつもの小さな部屋 点滅する色たち

ああ 時々 聴こえる あの声
もう待てない これ以上待てない
文字を目で追って また始めから

ああ 会いたい 夢でも 会いたい
もう待てない これ以上待てない
わかっているけど 変われない


3.甘ったれクリーチャー

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

壊れたんじゃないよ 待ちに待ってたこと 寂しいだけの空気の中
消えかけた灯 絶やさず起きていた かじかむ指に息吐いて

そして すぐに ここで

甘えたい 君の手で もみくちゃに乱されて
新しい生き物になりたい
ひとときのもつれ合い ゆるやかな下り坂
どこまでも転がって いきたい

ちょっとしたミステリー 余裕は無いけれど 夜明けをめざして歩いた
倒れそうな時も 心に立っていた 大事な樹だよ切らないで

やがて 開く だから

甘えたい 超えられる? わからない 今はただ
ちっぽけな 思い出になりたい
海鳥の声を背に 桃色の空を見る
何ひとつ残さずに 飛びたい

そして すぐに ここで

甘えたい 君の手で もみくちゃに乱されて
新しい生き物になりたい
ひとときのもつれ合い ゆるやかな下り坂
どこまでも転がって いきたい

ラララララ…


4.優しくなりたいな

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

君のことを知りたい どんな小さなことも
真昼に浮かぶ僕を 桜色に染め上げて

水の音を聞くたび いけない想像めぐらす
嫌いなはずのメロディ 繰り返し口ずさんでる

優しくなりたいな 昨日と違う今
謎の扉 はじめて叩いたよ

君のことを知りたい どんな小さなことも
はきだめのドブネズミとビスケットでも分け合おうか

優しくなりたいな 難しいと気づいた
だけどいつか 届くと信じてる

君のことを知りたい どんな小さなことも
真昼に浮かぶ僕を 桜色に染め上げて


5.ナンプラー日和

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

愛しいあの娘の笑顔で 楽しい時間になりそうさ
イジメだらけの世界でも どこかに光があるもんだ

エライ先生もテレビも 教えてくれないことがある
散らばるカケラ繋げたら 宝の地図になったよ ヘイ ヘイ ヘイ

あふれ出すような 強い気持ちを
こめて歌おうよ 風に逆らって Wooとばせ

腹が減るなら大丈夫 香るナンプラー遠くから
怪しいくらいに純情な 瞳にやられちゃったよ ねえ ねえ ねえ

遠慮はしないで 生まれたんだから
炎になろうよ 考える前に Woo燃やせ

曲がりくねった流れにまかせて
今だけは あれもこれも忘れよう
新しい踊りを発明した

ヘイ ヘイ ヘイ
あふれ出すような 強い気持ちを
こめて歌おうよ 風に逆らって Wooとばせ
考える前に Woo燃やせ

愛しいあの娘の笑顔で 楽しい時間になりそうさ
イジメだらけの世界でも どこかに光があるもんだ


6.正夢

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

ハネた髪のままとび出した
今朝の夢の残り抱いて
冷たい風 身体に受けて
どんどん商店街を駆けぬけていく
「届くはずない」とか つぶやいても また
予想外の時を探してる

どうか正夢 君と会えたら
何から話そう 笑ってほしい
小さな幸せ つなぎあわせよう
浅いプールで じゃれるような
ずっと まともじゃないって わかってる

八つ当たりで傷つけあって
巻き戻しの方法もなくて
少しも忘れられないまま
なんか無理矢理にフタをしめた
デタラメでいいから ダイヤルまわして
似たような道をはみ出そう

いつか正夢 君と会えたら
打ち明けてみたい 裏側まで
愛は必ず 最後に勝つだろう
そうゆうことにして 生きてゆける
あの キラキラの方へ登っていく

どうか正夢 君と会えたら
何から話そう 笑ってほしい
小さな幸せ つなぎあわせよう
浅いプールで じゃれるような
ずっと まともじゃないって わかってる

もう一度 キラキラの方へ登っていく


7.ほのほ

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

みぞれに打たれて 命とがらせて
煤けた街で 探し続けた
崩れそうな橋を 息止めて渡り
「気のせい」の先に 見つけたものは…

今君だけのために 赤い火になる
君を暖めたい
言葉にすれば 無様なことも
嘘じゃなくなるまで ずっと

灼熱の道で 空を仰いでる
どこにいるのか 知らないままさ

でも君だけのために 北風になる
ボロボロになりたい
溶けそうな時も 消えそうな時も
その声を聴きたい 君の 君の 君の 君の…

今君だけのために 赤い火になる
君を暖めたい
言葉にすれば 無様なことも
嘘じゃなくなるまで ずっと


8.ワタリ

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

誰のせいでもねえ すべて俺のせい
可笑しいほど白い花を手に持って
誰のせいでもねえ すべて俺のせい
マジメ過ぎただけ 君が見た夢

もう二度と会えない そんな気がして

心は羽を持ってる
この海を渡ってゆく

寂しい黄昏に泣けるぜいたく
電車の窓から見かけた快楽
寂しい黄昏に泣けるぜいたく
ガクに収まった世界が軋む

愛されるような道化になった

それでも掟を破ってく
黒い海を渡ってゆく

心は羽を持ってる
この海を渡ってゆく

それでも掟を破ってく
黒い海を渡ってゆく


9.恋のはじまり

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

思い出せないのは君だけ 君の声 目の感じ
思い出したいのは君だけ ぼやけた優しい光

それは恋のはじまり そして闇の終り
時が止まったりする
それは恋のはじまり おかしな生きもの
明日は晴れるだろう

新種の虫たちが鳴いてる マネできないリズム
遠くからやってきた夜風に 背中なでられてる

それは恋のはじまり そして闇の終り
花屋のぞいたりして
それは恋のはじまり おかしな生きもの
明日は晴れるだろう

浮かんでは消える 君のイメージが
俺を揺らす

それは恋のはじまり そして闇の終り
時が止まったりする
それは恋のはじまり おかしな生きもの
明日は晴れるだろう


10.自転車

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

望まないことばかり 起こるこの頃
ペダル重たいけれど ピークをめざす

モーレツに情けなく 涙隠すよ
大げさな君の心配顔 浮かんでぼやけた

冒険のつもりで 重ねた時だけど
最高のイベントは まだ先にあるはず

自転車で行きたいな スルリスルリと
君の育った町まで 次の休みには

戻れないことは 百も承知だったよなあ
感動のチャプターは もうちょい大事にとっておこう

自転車で行きたいな スルリスルリと
伸びて縮んでくうちに なんとかなるだろう
なんとかなるだろう どうにか出来るだろう


11.テイタム・オニール

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

感情持って行くんだ もう絶対邪魔させない
汗が噴出す どうなってんだ?この心
孤独という 言葉に怯えてる

小鳥が逃げる 黒い雲も立ち込める
名もない変化球 意地でも打ち返そう
「余り」としての誇りをこの胸に

強気な鐘が 旅立ちの時
今でも君は 僕の憧れ
まだ間に合う

LOVELY LOVELY MY HONEY 眩しそうなその瞳
爽やかぶっても どうせお見通しだろう
汚れた手で 高みによじ登り

臆病な声で 始まりを叫ぶ
懲りずに君は 僕の憧れ
まだ間に合う

Yes「余り」としての 誇りをこの胸に

強気な鐘が 旅立ちの時
今でも君は 僕の憧れ
まだ間に合う


12.会いに行くよ

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

届くはずない想いばかりが でかくなって陽をさえぎる
君が住む街 窓から窓へ 見えない鳩 解き放つ

捨てそうになってた ボロボロのシャツを着たら
外に出てみよう

会いに行くよ 全てを捨てるバカになれる 心のまま
広げた手は 当たり前じゃない風をつかみ どんな夢も叶えてみせる

孤独な雲に語りかけたり 弱気なネコ追いかけたり
何気ないこと頭の中で やけに詳しく浮かべた

明日が来るよ 同じような明日が来て…
僕はもう決めた

会いに行くよ 赤い花咲く真夏の道を 振り向かず
そしていつか 同じ丘で遠い世界を知る 感じてみたい君のとなりで

会いに行くよ 全てを捨てるバカになれる 心のまま
広げた手は 当たり前じゃない風をつかみ どんな夢も叶えてみせる

会いに行くよ 会いに行くよ
会いに行くよ 会いに行くよ


13.みそか

作詞:草野正宗
作曲:草野正宗

輝け 不思議なプライド胸に
凍てつく 無情な風の中で

周りに合わせない方が良い感じ
誰かが探しに来る前に

君をさらっていこうかな 例え許されないことでも

越えて 越えて 越えて行く 命が駆け出す
悩んで 悩んで はじまるよ 必ずここから

約束 ひとつを抱きしめて
テレパシー 野ざらしあきらめず

尖った山のむこうから 朝日が昇ればすぐに

混ざって 混ざって でかすぎる 世界を塗りつぶせ
浮いて 浮いて 浮きまくる 覚悟はできるか

越えて 越えて 越えて行く 命が駆け出す
悩んで 悩んで はじまるよ 必ずここから
ざって 混ざって でかすぎる 世界をぬりつぶせ
浮いて 浮いて 浮きまくる 覚悟はできるか